「いわきは練習からきつかった」修業期間を経た西川潤
2020年に鳴り物入りでセレッソ大阪に加入した時も早期デビューが期待された。が、ルーキーイヤーはリーグ戦13試合、翌2021年も同17試合の出場にとどまり、2022年には当時J1の鳥栖に最初のレンタルに出ることになった。
1回目のレンタルでは鳥栖で2年を過ごしたが、やはり出場試合数は2022年が14試合、2023年が21試合と主軸としての活躍は叶わずじまい。本人も強い危機感を覚えたに違いない。
そこで2024年は徹底したフィジカル強化に定評のあるJ2・いわきFCに赴くことを決断。自分自身を1から見つめ直したようだ。
「いわきは練習からきつかったですし、筋トレや栄養面もクラブが1年間徹底管理してくれた。それを経験して、体も強くなったし、走れるようになった。90分戦える体力がついたのはすごい自信につながっています」
本人もこう語っていたが、J2ながら35試合出場と初めてフルシーズン稼働でき、プロとして成長できたのは確か。その経験値を糧に今季、セレッソ時代の恩師・小菊監督の下に赴き、ブレイクを期しているのだ。