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Jリーグ 2か月前

悔しい失敗の経験があるからこそ。山口瑠伊は川崎フロンターレのために何ができたのか「自分の能力だと…」【現地取材コラム】

シリーズ:コラム text by 江藤高志 photo by Getty Images

PK戦についての話については続きがあり…

 ちなみに25日に口にしたPK戦についての話については続きがあり「PK戦にならないように。その前に、しっかり勝って終わりたいですね」とも話していた。PK戦が好きだということと、勝利の可能性を少しでも高めることの間には、当然大きな壁があるということ。

 1失点のミスを試合中に切り替え、2失点目のあとには大声でチームメイトを鼓舞。そうやってわずかでも勝利の可能性を高めようと奮戦した山口のプレーもあり、延長戦の末に川崎が準決勝進出を決めた。

 最後に、アル・サッドにはスペインのエストレマドゥーラ時代にチームメイトだったラファ・ムヒカが所属。そのムヒカとは、試合後には話すことができなかったと山口。

「試合が終わってからは話せなかったので。ドーピング検査もありましたので」

 ちなみにムヒカと山口は、ACLEファイナルズの組み合わせ抽選会を、メッセージをやり取りしながらライブで見るほどの仲だとのこと。また、サウジアラビア入りしたあとも「いろんな話をした」とのことで、「次のゲーム(準々決勝)で勝った方が、優勝してほしいねっていう感じで」エールを送りあっていたと言う。そんなムヒカから思いを受けとった山口に、また一つ優勝へのモチベーションが増えている。

(取材・文:江藤高志)
 
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【了】

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