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Jリーグ 2か月前

レノファ山口FC、山本桜大の“芯”はブレない。監督の声に耳を傾けながらも「自分の感覚を信じたほうが…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸

ストライカーとしての本心。「自分なりに考えながら…」

 柏レイソルから育成型期限付き移籍という形で山口に加入した山本について、志垣監督は大きな期待を寄せている。

「本当に能力の高い選手だと思います。その中でやはりまだ、増やしていかなければいけない部分が多々あると思います。ポテンシャルを秘めた選手なんですけど、そのポテンシャルを最大限に引き出すサッカーIQをもっともっと付けていければ、日本を背負って立つ選手になれる」

 その言葉を伝えると山本は「個人的に自分はあんまり考えすぎないほうがいい選手だと思っている。志垣監督が言うサッカーIQというのも、試合では自分の感覚を信じたほうがいいと思う。

 練習から意識しながらやっていけば、試合では意識しなくてもできると思うので、自分なりに考えながらやっていきたい」と答えた。周りの声に耳を傾けながらも、芯を持ったストライカーであることが伝わってくる。

 ジュニア年代から柏のアカデミーで育った山本はプロ2年目の夏に、当時J2だった栃木SCで半年間、武者修行した後で、山口に期限付き移籍した。磐田戦はスタメンで出場する4試合目となったが、しっかりと結果を残したことで、ポジション争いが優位になることは間違いないだろう。

 もちろん山口での活躍の先には柏のエースに上り詰める未来を描けるが、J1のFC町田ゼルビアから移籍してきた奥山や清水エスパルスから3度目の期限付き移籍を経験している成岡など、様々な境遇の選手が集まってきている山口で、現在19位のチームを浮上させていくためのゴールに期待していきたい。

(取材・文:河治良幸)
 
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【了】

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