フットボールチャンネル

Jリーグ 2か月前

家長昭博は「いろんなことを相談しながら…」。川崎フロンターレはピッチで意思統一して死闘を制した【ACLE現地取材コラム】

シリーズ:コラム text by 江藤高志 photo by Getty Images

猛攻を耐え忍んだ川崎フロンターレ「いろんなことを相談しながら…」

 試合終盤にリードを2点差に広げられたアル・ナスルサポーターがスタジアムをあとにし始める一方、クリスティアーノ・ロナウドをはじめとするアル・ナスルの選手たちの目は死んでいなかった。

 アル・ナスルは3失点目から2分後の78分に2枚替え。アイマン・ヤハヤとウェズレイを投入し彼らにとっての左サイド、すなわち家長がポジションを取ったフロンターレの右サイドに配置して局面の打開を目指した。

 この交代を受け、家長は「僕のサイドにサイドハーフで、ドリブラーの選手(ウェズレイ)が入ってきたので。アサヒ(佐々木旭)と喋って、僕がはっきり付いたりとか、いろんなことを相談しながらやってました」と、ここからの時間帯の対応を振り返っている。

 ちなみにアル・ナスルはこの采配でサディオ・マネを中に入れ、フロンターレゴールへの圧力を増やしていた。リスクを取って前に出ており、フロンターレは押し込まれ続ける展開を強いられた。

 結果的にフロンターレは87分にヤハヤにミドルシュートをねじ込まれ、1点差に追いつかれてしまう。押せ押せのアル・ナスルの攻撃はフロンターレゴールを脅かし続けたが、それを跳ね返し続けられたのは今季就任の長谷部茂利監督がJリーグで続けてきた守備戦術があったからだと家長は話す。

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!