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長谷部茂利監督が前日会見で語ったこととは?
現地時間5月3日、キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで行われるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝、川崎フロンターレ対アル・アハリ・サウジに向けた前日会見が2日に行われた。川崎からは長谷部茂利監督と脇坂泰斗が出席。悲願のアジア制覇への想いを語った。
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リーグステージを2位で通過した川崎は、ラウンド16では上海申花に2戦合計4-1、準々決勝でアル・サッドに3-2、準決勝でもアル・ナスルに3-2で競り勝ち、初の決勝の舞台へと駒を進めた。決勝では、“地元”ジッダを本拠地とするアル・アハリとの一戦に臨む。
長谷部監督は「いよいよ積年の思いを晴らすとき、チャンピオンになるチャンスが来ました。いまから数十時間後に自分たちがその場に立ち、カップを手にできる。そういうイメージをもってこの記者会見に臨み、試合に臨みたいと思います」と意気込んだ。
今大会はここまで11勝1分け無敗と強さを見せるアル・アハリ。ジッダをホームタウンとするチームは、サポーターからの大声援を受け、超アウェイのなかでの一戦が予想される。
「決勝に向けて自分たちができることには限りがあります。そのなかで100%を出す。90%、95%では勝てないと思います。選手が躍動して100%を出したときに結果がどちらになるかわからないと考えています。そこにフォーカスしています。またスタジアムの多くの座席がサウジアラビアの方々で埋め尽くされて応援をされるわけですが、それをも自分たちはいい雰囲気で、最高のシチュエーションで試合ができると考えています。すべてをパワーに変えて、私たちがチャンピオンになります」
ロベルト・フィルミーノやリヤド・マフレズといったスター選手を擁しつつ、マティアス・ヤイスレ監督の下、準決勝で戦ったアル・ナスルよりも組織化された印象のあるアル・アハリには「すべてがオーガナイズされていて監督、選手が最高に出来上がっているチームだと思います。非常に強い相手です。つけ入る隙がない。そう考えています」と語る。
潤沢な資金力を武器とする相手との戦いには「予算のところは、我々の世界では大事なことですけれども、プレーをするときにお金を持ってプレーはできません。財布を持ってプレーはしないですし、クレジットカードを持ってプレーしません。つまり、そこはプレーに大きく左右しない。それが競技者だと思います。プレーヤーで一番大事なのはピッチで何をするかです。大事なことですが、お金はそのあとの話だと思います」とあくまでもピッチ上のパフォーマンスに目を向けた。
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