フットボールチャンネル

Jリーグ 2か月前

「正直、焦りはあった」浦和レッズが強い。その理由を、金子拓郎は肌で感じている。「最初は個人でやるだけで…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

前半はパーフェクトの一言。しかし後半は…

 金子は「(ショート)コーナーに関しては練習で決まっていたので。セカンドボールからですが、それが得点につながって良かったです」と口にする。

 そして「セットプレーで取れると楽になりますし、試合を優位に進められる。あのコーナーキックがあったから前半2-0にすることができて、自分たちのペースで試合を運べました」と続けた。

 浦和の保持、ビルドアップ、プレス回避は見事で、前半のパフォーマンスをひと言で表すならば“パーフェクト”だった。

「前半から押し込もうという話はしていたので、プレスもハマっていましたしセカンドの回収もできていました。ボールキープできる時間も多く、前半はプラン通りだったと思います」

 だが、後半は状況が一変する。ヴェルディが人と立ち位置を変え、アグレッシブなプレーで押し込んでくることで受け身になる。

「前半のようにプレスをかけるべきだと思いましたし、サイドの選手がディフェンスラインに吸収されすぎたと思います」

 73分には途中出場の髙橋利樹を谷口栄斗が倒して、一発退場に。ヴェルディは10人になったのだが戦況は変わらず、浦和は何度もゴール前に運ばれてしまう。それでも守護神・西川周作を中心にブロックを組み、中を締め「最後は絶対にやらせない」気迫の守備で弾き返し、このまま試合を終えた。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!