品田愛斗が感じたこと「それがお互いが上位にいる理由」
「1人少ないので、誰かが2人分、全員が1人分以上のハードワークをこなさなければいけなかったので、ハードワークをより高めようと、みんなで集まりました。(ハードワークの)量だけでなく質も出せていましたし、相手に掴まれない位置に、みんなが立っていたので、ああいった場面をどの試合でも出せていけたらと思います」
そして86分には、相手ゴール前での混戦のなか、品田が右足でシュートを放つが、この日、当たりに当たっている笠原が左足でスーパーセーブ。品田は「シュートコースがそこしかなく、(笠原の視界では)足がブラインドとなって見えないと思っていましたが、素晴らしい反応で阻まれてしまった」と悔しさを滲ませつつ、こう続けた。
「ただ今年は千葉も最後のブロックの質にこだわっていますが、大宮もそういう風に取り組んでいるんだと感じられました。それがお互いが上位にいる理由だと思います」
この後もゴール前に迫ったが、最後まで堅い守備をこじ開けることができず、1-2でタイムアップとなった。
今シーズン、J2で唯一の国立決戦。この一大決戦に勝ちたい気持ちはチーム全員が抱いていたことだろう。敗戦での気落ちは決して小さくはないが、品田は手応えも口にしている。