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「俺だけか」「今日は負けねえな」安西幸輝には自信があった。鹿島アントラーズは「融合できれば優勝できるんじゃないか」

text by 編集部 photo by Kenzaburo Matsuoka

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鹿島アントラーズDF安西幸輝
【写真:松岡健三郎】

国立競技場で鹿島アントラーズが逆転勝利

 5月11日に国立競技場で行われた明治安田J1リーグ第16節、鹿島アントラーズ対川崎フロンターレの一戦は、鹿島が2-1で逆転勝利を収め、リーグ戦6連勝で首位をキープした。前半に失点を喫しながらも、試合の主導権を徐々に取り戻し、59,574人の大観衆が詰めかけた一戦で強さを見せている。

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 この試合で左サイドバックとしてフル出場した安西幸輝は、試合後のコメントでこう語っている。

「なんかこれは俺だけか分かんないんですけど、気分的に今日は負けねえなと思いながらやってて。そういう日ってやっぱ負けないし、ある程度余裕がある中で前半最後の時間帯で点取れたのも大きかったです。勝ったから言えるのかもしんないですけど、本当に負ける気しなかったなっていうのがあります」

 立ち上がりは川崎の勢いに押され、7分に失点。しかし、前半アディショナルタイムに追いつき、65分には逆転ゴールを奪取。試合展開だけを見れば簡単な勝利ではなかったが、安西には負けない感覚があった。

 「連戦で体も重かったし、前半は相手にだいぶ動かれてキツかった。何点やられてもおかしくなかった。でも、ハヤ(早川友基)が止めてくれて、本当に助けられた」と語るように、序盤は厳しい内容。しかし、その苦しい時間帯を耐え抜いたことで、自信が揺るぐことはなかった。

 「みんなで『後半は落ちるだろう』って話してたし、そこで2点目をやらなかったのが全て。勝負のポイントはそこだったと思う」

 鹿島はこれでリーグ戦6連勝。勝ちながらチームとして成熟している。「鹿島らしさと鬼さん(鬼木達監督)の戦術が融合できれば優勝できるんじゃないかという自信がある」と言葉に力を込めた。

 負けないという自信に近い感覚を持ちながらも、慢心する様子は微塵も感じさせない。彼の強気の姿勢こそが、鹿島に勝利を引き寄せている。

(取材・文:加藤健一)
 
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【了】

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