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Jリーグ 7か月前

驚きの大出世!? JFL→J1まで上り詰めたJリーガー10人。諦めないことの大切さを体現した男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:福田翔生(ふくだ・しょう)

福田
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年3月23日
デビュークラブ(当時JFL):FC今治
J1デビュークラブ:湘南ベルマーレ
現所属クラブ:湘南ベルマーレ(J1)

 2025シーズンのJリーグにおける注目株として、湘南ベルマーレの福田翔生の名前を挙げる人は決して少なくないだろう。湘南の2トップ体制を支えるこの男も、自らの実力でトップカテゴリー挑戦のチャンスを手繰り寄せている。

 高校サッカー界の名門・東福岡高等学校で鍛錬を積んだ福田を待ち受けていたのは、Jリーグクラブからのオファーが届かないという悔しい現実だった。

 2019年2月に加入したのは、当時日本フットボールリーグ(JFL)所属のFC今治。しかし、在籍4シーズンの間に出場した公式戦はわずか37試合で、ゴールはゼロという惨憺たる結果に終わる。普通であれば、ここで失格の烙印を押されてもおかしくない状況である。

 だが、終焉を迎えるかと思われた福田のキャリアは、2023年1月のY.S.C.C.横浜加入で劇的に変化する。J3リーグで21試合11得点とハイペースでゴールを量産。同年8月には湘南からオファーを受け、一気にトップカテゴリーへの階段を駆け上がった。YS横浜加入からわずか半年後の“スピード出世”は驚き以外の何物でもない。

 福田の快進撃は、J1到達だけで終わらなかった。加入2年目の2024シーズンはリーグ戦34試合で10得点4アシストと2桁得点をマーク。今季もここまで14試合で3得点2アシストと、湘南の攻撃を力強くけん引している。

 立場を急上昇させたことから“ラッキーボーイ”のような印象も与えがちだが、福田の躍進は努力を怠らない姿勢と、成功を追い求める信念に裏打ちされたものだ。アンダーカテゴリーでプレーする多くの選手にとって、福田という男は理想のロールモデルであると言える。

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【了】

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