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Jリーグ 7か月前

驚きの大出世!? JFL→J1まで上り詰めたJリーガー10人。諦めないことの大切さを体現した男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:小池龍太(こいけ・りゅうた)

小池
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年8月29日
デビュークラブ(当時JFL):レノファ山口FC
J1デビュークラブ:柏レイソル
現所属クラブ:鹿島アントラーズ(J1)

 夢への第一歩を踏み出す時、誰しもが順風満帆な船出を飾れるわけではない。2025シーズン、“常勝軍団”としての威厳を取り戻しつつある鹿島アントラーズでプレーしている小池龍太は、逆境を跳ねのけてトップカテゴリーで戦う権利を掴み取った選手だ。

 福島県立富岡高等学校を卒業した小池はプロ入りを志望していたものの、2014年の卒業時にJリーグクラブからオファーを受けることはなかった。同年2月に加入が決定したのは、この年から日本フットボールリーグ(JFL)に参戦したレノファ山口FC。思い描いていた未来とは異なる現実が、小池を待っていた。

 だが、加入初年度からリーグ戦17試合に出場。2アシストをマークするなど、チーム最年少とは思えない活躍ぶりを披露した。そうした、ひたむきな姿勢で成功を夢見る小池にサッカーの神様が微笑んだのは2017年1月のことで、柏レイソルからのオファーを受けて、ついにJ1リーグの舞台へと辿り着いたのだった。

 山口でキャリアを始めてからわずか3年でのトップカテゴリー到達。2022シーズンに当時所属していた横浜F・マリノスでJ1リーグを制覇したことで、史上2人目のJ1・J2・J3全カテゴリー優勝経験者となった。

 Jリーグクラブから声がかからなかった“無名の男”は、日本サッカー界最高峰の舞台でさらなる高みを見据え、走り続けている。

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