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　明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、サイドバックを本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。（選定・文：河治良幸）

4位：三浦颯太（みうら・そうた）

生年月日：2000年9月7日
所属クラブ：川崎フロンターレ
能力値：80（攻撃力80、テクニック80、スピード90、パワー75、守備力75）
スペシャリティ（特殊能力）：高速オーバーラップ

　左サイドのスペシャリストとしては国内で飛び抜けたタレントだ。縦のスピードに絶対の自信を持っており、組織的なディフェンスをベースとする長谷部茂利監督のチームにあっても、攻撃に転じれば、一瞬で敵陣の深い位置まで攻め上がって、外側からも内側からも相手のディフェンスを抉るように突破。そこから高精度の左足クロスを上げ切る。

　個としての高い能力を見せるだけでなく、例えば左ボランチの山本悠樹や左サイドハーフのマルシーニョとのコンビネーションをうまく織り交ぜながら、同サイドを攻略していくことができる選手だ。憧れの選手として同年代のアルフォンソ・デイヴィスをあげるが、一瞬で相手の嫌がるところに入り込んでいけるのはスピードだけでなく、チャンスを逃さない観察眼によるものでもあるだろう。

　セットプレーの左足キッカーとしても磨きをかけており、第3節のアビスパ福岡戦では右ワイドのFKから見事な軌道のキックで、家長昭博のゴールをアシストした。ヴァンフォーレ甲府から加入が決まる直前に、サッカー日本代表に初招集されたが、川崎フロンターレの選手として日の丸を付ける時もそう遠くないかもしれない。

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