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Jリーグ 2週間前

「悔しさはありますけど」小池龍太が見た鹿島アントラーズの厳しい現実「まだ成長できると考えればワクワクする」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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鹿島アントラーズ 最新ニュース

 明治安田J1リーグの第18節、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズは3-1でマリノスが勝利した。昨季まで5シーズンもの期間をマリノスで過ごした小池龍太にとっては特別な一戦だった。それでも、小池には古巣の状況を気にしている余裕はない。自分が今いる場所を、そして、そこでやるべきことを理解している。(取材・文:元川悦子)

予想外の立ち上がりとなった名門対決


【写真:Getty Images】

 4月20日のファジアーノ岡山戦から5月17日の清水エスパルス戦まで怒涛のリーグ戦7連勝を飾り、17試合終了時点で勝ち点37でダントツ首位に立っていた鹿島アントラーズ。圧倒的強さを誇る彼らが25日に挑んだのが、同じオリジナル10の名門・横浜F・マリノスだった。

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 今季のマリノスはスティーブ・ホーランド監督体制で新たなスタートを切ったものの、開幕から低迷。4月のAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の決勝ラウンド直前に指揮官更迭に踏み切った。

 その後、ヘッドコーチを務めていたパトリック・キスノーボ現監督が昇格し、立て直しを図ったが、チーム状態が上向かず、4月12日のアビスパ福岡戦から5月21日のヴィッセル神戸戦までリーグ戦7連敗。最下位に沈んでいた。

 首位と最下位、しかも7連勝と7連敗という好対照の両者とあって、下馬評では明らかに「鹿島有利」。鬼木達監督も選手たちも自信を持って、敵地・日産スタジアムのピッチに立ったはずだった。

 ところが、この日のマリノスはこれまでの低調が嘘のように、序盤からゴールラッシュを見せつける。開始早々の4分に元鹿島の左サイドバック(SB)永戸勝也が先制弾を叩き出すと、13分には喜田拓也からアンデルソン・ロペス、山根陸と見事なパスワークからヤン・マテウスが2点目をゲット。

 27分にはアンデルソン・ロペスが中央で三竿健斗・舩橋佑の両ボランチをはがし、最後はヤン・マテウスがテクニカルなループを決め切った。

 前半の30分足らずの間に鹿島が3点のビハインドを背負うとは、一体、誰が予想しただろうか…。

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