17位:山田新(やまだ・しん)

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年5月30日
所属クラブ:川崎フロンターレ
能力値:79(攻撃力85、テクニック75、スピード85、パワー80、守備力70)
スペシャリティ(特殊能力):卓越したボディバランス
広域からゴールを狙えるシュート力の持ち主で、FWとしてはポストプレーとラインブレイクを使い分けて相手ディフェンスを脅かす。走り込んで点で合わせるフィニッシュを得意としており、3人目の動きでゴール前に走り込む動きは、往年の小林悠を想起させる。
FWとしてサイズが大きいわけではないが、局面の球際にも強く、フィフティなボールを粘り強く周りの味方に繋ぎ、動き直して決定的なシーンに結び付けるシーンも。大卒2年目の昨シーズンは、当時ジュビロ磐田に在籍していたジャーメイン良と並ぶリーグ戦19得点を叩き出して、一躍、Jリーグを代表するストライカーに仲間入り。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でもチームをサウジアラビアでの決勝ラウンドに導く活躍を見せた。
しかし、さらなる飛躍が期待された今シーズン、長谷部茂利監督のもと、相手の分析と組織的な守備をベースに戦う新スタイルのなかで、なかなかゴール前の勝負強さや決定力を発揮できていない。悲願のアジア王者をかけたACLEのファイナルでも、チームを勝利に導く結果を残すことはできなかった。
リーグ戦でもスタメンで起用されない試合も多くなる中で、目の前の壁を破ることができるのか。彼の再覚醒こそが、川崎フロンターレのタイトル獲得のラストピースにも等しいだけに、ここから期待していきたいところだ。