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　明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、FWを本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。（選定・文：河治良幸）

15位：細谷真大（ほそや・まお）

【写真：Getty Images】

生年月日：1994年9月11日
生年月日：2001年9月7日
所属クラブ：柏レイソル
能力値：79（攻撃力85、テクニック70、スピード95、パワー75、守備力70）
スペシャリティ（特殊能力）：スペースランニング

　ドリブルでもランニングでも縦のスピードで違いを見せる、ポテンシャル抜群のストライカー。10代から将来を嘱望された選手で、昨夏のパリオリンピック（五輪）では日本のエースを担ったほどのタレントだ。

　今季は、海外移籍も取り沙汰される中で、柏レイソルでのプレー継続を決意。しかし、ポゼッションをベースとしたリカルド・ロドリゲス監督のスタイルで、“リカルド・チルドレン”である垣田裕暉や木下康介（サンフレッチェ広島に移籍決定）との厳しい競争の中で、ベンチスタートの試合が多くなっていることも事実だ。それでも徐々にフィットしながら、勝負の切り札として見事な役割を果たし、ゴールを伸ばしてきているのはさすがだ。

　FWとしては長身ではないが、体幹が非常に強く、グラウンダーの競り合いはほぼ負けない。前線で張ってボールを収めることもできるが、やはり真骨頂はショートカウンターなどから前のスペースを一瞬で突く高速フィニッシュだろう。

　細谷真大の特長にマッチしたチームであれば、主力として存在感を発揮できるかもしれないが、柏の環境でプレーの幅を広げながら、要所で自分のスペシャリティを出すことができるようになってきていることは、今後のキャリアにもプラスに働くはずだ。