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Jリーグ 1か月前

最もヤバいのは? J1リーグ、降格危険度ランキング1〜5位。現状打破は必須。後半戦の巻き返しを狙うのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

3位:横浜F・マリノス

横浜F・マリノス
【写真:Getty Images】

監督:パトリック・キスノーボ
J1リーグ順位:20位(勝ち点14)
J1リーグ成績:3勝5分10敗
未消化試合:1試合

「オリジナル10」のひとつであり、3年前にはリーグ優勝した横浜F・マリノスが、リーグ最下位に沈むことを誰が予想できただろうか。

 J1在籍33年目のマリノスは、今季新たにスティーブ・ホーランド監督を招へい。元イングランド代表監督ガレス・サウスゲイトの右腕として働いた実績に注目が集まっていたが、その期待に反して、チームは開幕から低迷した。

 第1節のアルビレックス新潟戦に引き分けると、そこからリーグ戦4試合連続未勝利に。第6節のガンバ大阪戦でようやく今季リーグ初勝利を飾るも、これを浮上のきっかけにはできず、そこからリーグ戦11試合未勝利という悪夢に苦しんだ。

 成績不振を受け、クラブは4月18日にホーランド監督との契約解除を発表。5月5日にヘッドコーチのパトリック・キスノーボが後任監督として正式就任したが、第13節のヴィッセル神戸戦に敗れたことで、リーグ戦7連敗を喫し、クラブワースト記録を更新してしまった。

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)参戦に伴う過密日程が、チームに大きな影響を与えたのは間違いない。事実、キスノーボ監督も、トレーニングを積む時間が足りていないと、苦しい状況を吐露していた。改善が難しければ、勝てない試合が続くのも当然だ。

 ただ、チームは第18節の鹿島アントラーズ戦、第19節のFC町田ゼルビア戦にそれぞれ3-1、3-0の勝利を収めるなど、ここにきて復調の兆しを見せ始めた。それに加え、代表ウィークに突入し、リーグ戦は一時中断するため、以前よりはチームを見直す時間もある。

 鹿島、町田という曲者を退けたことからも、マリノスに力があるのは間違いない。依然、降格候補であることに変わりはないが、ここからの巻き返しが十分狙えると判断し、降格危険度は3位とした。

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