9位：アルビレックス新潟

本拠地：デンカビッグスワンスタジアム
収容可能人数：41,684人
今季平均入場者数：21,718人

　アルビレックス新潟のサポーターはリーグ有数の熱量を誇っている。クラブ史上初のタイトル獲得がかかった昨季のYBCルヴァンカップ決勝では、上越新幹線が増便され、国立競技場に多くの人が詰めかけた。最終的にリーグカップ戦における最多入場者数記録を更新する62,517人が集結している。

　今季もその熱量に変わりはなく、前半戦の平均観客数ランキングでは21,718人で全体9位にランクイン。デンカビッグスワンスタジアムには、ここまで通算195,463人が足を運んだ。

　前半戦で最多動員に成功したのは、第14節のFC東京戦（30,272人）だ。次点で第16節の浦和レッズ戦（27,412人）となっている。どちらのカードも新潟から比較的距離の近い関東圏かつ、集客力のあるチームとの対戦という部分が、動員の追い風となったのではないだろうか。

　ただ、新潟は集客に一定の成果を出しているものの、チームの成績面では非常に苦しんでいる。

　今季は、クラブをJ1に導いた松橋力蔵から樹森大介へ指揮官が交代。また、小島亨介や長倉幹樹といった主力選手たちが退団した。大きく生まれ変わったチームは、開幕から低迷し現在はリーグ19位に沈んでいる。

　観客動員数には、ホームチームだけでなく対戦相手の規模も大きく影響するはずだ。言うまでもないが、新潟が現在の平均観客数を維持するためにはJ1残留が必須である。後半戦の巻き返しに期待だ。