7位:横浜F・マリノス
本拠地:日産スタジアム
収容可能人数:71,624人
今季平均入場者数:22,263人
横浜F・マリノスは前半戦の平均観客数が22,263人となっている。これはJ1全20クラブのなかで7番目に多い数字だ。
マリノスは、今季新たにイングランドからスティーブ・ホーランド監督を招へいした。新体制は開幕直後から苦しい戦いぶりとなり、第7節のファジアーノ岡山戦からは11試合未勝利という悪夢に突入。成績不振を受けて4月にホーランドは解任となり、5月にヘッドコーチのパトリック・キスノーボが後任監督として正式就任した。
歴史的な不振に苦しんだ前半戦だったが、それでもホーム平均観客数はリーグ7番目に多い数字を記録している。一定の集客力を維持しているのはさすが、名門クラブといったところだ。
最も多くの観客を集めたのは、第1節のアルビレックス新潟戦(32,713人)。これに第18節の鹿島アントラーズ戦(32,443人)が僅差で続く。
鹿島戦はクラブワースト記録となるリーグ7連敗直後に開催された。ビッグクラブ同士の対戦、そして長い歴史のあるカードとはいえ、リーグ最下位に低迷するチームに30,000人を超える観客動員があるのは異常ともいえるだろう。
マリノスはこの大声援を力にして、鹿島に3-1の勝利。8連敗を阻止し、今季2勝目を飾った。続く第19節のFC町田ゼルビア戦(アウェイ)にも3-0で勝利し、ここにきて一気に調子を上げている。