2位:FC東京
本拠地:味の素スタジアム
収容可能人数:47,851人
今季平均入場者数:32,327人
J1前半戦の平均観客数ランキング2位にはFC東京が入った。
ホーム開催の9試合で通算290,946人の観客を集め、平均観客数は30,000人の大台に達している。平均が30,000人を超えたのは全20クラブのなかでわずか2クラブだけであり、首都・東京を地盤とするクラブのずば抜けた集客力の高さがうかがえる結果となった。
しかし、同時にクラブがあまりにファン・サポーターの期待に応えられていないことが分かる結果となってしまっている。なぜなら、FC東京はリーグの成績と平均観客数ランキングの順位差が最も大きいクラブだからだ。
今季のFC東京は監督、そして前線が刷新された。クラブは新たに松橋力蔵監督を招へいし、昨季14ゴールのマルセロ・ヒアンを期限付き移籍で獲得。その一方で、荒木遼太郎(鹿島アントラーズに復帰)とディエゴ・オリヴェイラ(現役引退)という2024シーズンまでの攻撃の柱が去り、期待と不安が入り混じる形でリーグ開幕を迎えた。
そんな新生青赤は、期待よりも不安が的中した。第4節から8試合未勝利、第17節から3連敗を喫するなど序盤から思うような結果を残せず。現在はJ2降格圏となる18位まで転落している。
仮にJ2降格という最悪のシナリオを歩むことになれば、この平均観客数を維持するのが難しくなるのは間違いない。サポーターの信頼を繋ぎとめるためにも、後半戦では他のどこのクラブよりも奮起が必要な状況だ。