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Jリーグ 6か月前

「早すぎないか」香川真司が直面する36歳の現実。セレッソ大阪で覆せない評価に何を思う?「減っていくんで…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by 三原充史(Atsushi Mihara)

「監督に『早すぎないか』という話はさせてもらいました」

 そうやって試合に出続けていることで、パフォーマンスも着実に上向いていったのだろう。「ずっと過密がいい。週2ペースで試合を続けたいね」と本人もタフさに自信を深めている様子。だからこそ、後半もピッチに立ち続けたいと願っていたはずだ。

 しかしながら、アーサー・パパス監督の思惑は少し違っていたようだ。56分にヴィトール・ブエノと中島元彦を交代させたあたりから、ベンチメンバーのアップを加速。田中駿汰と香川を代える決断をしたのである。

 もともと主軸と位置づけていた背番号「10」を復帰させるのは想定内だが、66分というのは、1アシストの香川にしてみれば、納得のいかないタイミング。苛立ちを覚えるのも当然と言っていい。

「監督に『早すぎないか』という話はさせてもらいました。自分としても動きは悪くなかったし、あの流れでラスト30分間どうするかというイメージがあったんでね…。

 ホントにコンディションは日々、上がってるし、長友(佑都)選手じゃないですけど、年齢問わず成長したい。そういう(年齢の)ところでは見られたくないし、やっぱりパフォーマンスで示すしかないんで」と本人も不完全燃焼感を吐露。「36歳のボランチはフィジカル的に厳しい」という指揮官の評価を完全には覆しきれていない様子だ。

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