この日の横浜F・マリノスはかつての姿を彷彿とさせた
最大のチャンスは前半の12分に訪れた。連動したハイプレスから相手陣内でボールを奪ったのは遠野自身。右サイドに流れたA・ロペスへパスを送り、リターンパスを受けるために中央のスペースへ走り込む。一度は相手DFに渡ったが、再び奪い返すと間髪入れずに左足を振り抜く。しかしシュートはゴール前を通り過ぎ、右へ逸れていった。
「シュートを狙ったけれど力んでしまった。ああいうところで落ち着いて横を見てパスを出したり、シュートを打つにしてもファーサイドにしっかりと打てていれば、味方が詰めていてくれたので何か起きたかもしれない。セットプレーから1失点したけれど、それ以上に僕たちが点を取らないといけない試合だった」