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2025シーズンの明治安田J1リーグは前半戦が終了し、後半戦が始まっている。今季の注目ポイントとして、新戦力の活躍が挙げられるが、果たして前半戦で期待以上のパフォーマンスを披露したのは誰だったのか。今回は、新天地1年目ながら強烈な印象を残した選手を5人紹介する。※成績は22日時点
FW:中村草太(なかむら・そうた)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年10月15日(22歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
今季リーグ戦成績:19試合2得点6アシスト
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大卒ルーキーのアタッカーの名は、今季J1リーグ前半戦の活躍により、一気に知れ渡った。
明治大学出身の中村草太は、関東大学サッカーリーグにおいて、2023年と2024年の2年連続で得点王&アシスト王を受賞。2024年には大会MVPを受賞している。
そんな中村は、2025シーズンより、J屈指の攻撃的チームであるサンフレッチェ広島に加入した。
大学サッカーで無双していた中村は、Jリーグ開幕前に行われたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のラウンド16第1戦、ナムディンFC戦でさっそくプロ初ゴールを決める。そこで一気に波に乗った同選手は、中3日で行われたJ1リーグ開幕戦で逆転弾。さらに、そこから中2日で行われたACL2・ラウンド16の第2戦で2得点を決め、公式戦3試合連続得点をマークした。
その後も中村の勢いは止まらず、ACL2の準々決勝第1戦、ライオン・シティ戦では1ゴール1アシストをマーク。この試合は、後に没収試合とされ、広島の0-3敗戦扱いにはなってしまったが、これも含めると、同大会では4試合4ゴール1アシストという圧巻の成績だ。
J1リーグでは、ここまで18試合に出場。ゴールこそ第4節の横浜FC戦以降遠ざかっているが、第18節から3試合連続でアシストをマークするなど、攻撃時の存在感に変わりはない。ここから、優勝に向けてもう一段階ギアを上げたい広島において、引き続き中村の活躍は不可欠になりそうだ。
大学No.1という肩書きがあったとはいえ、プロ1年目、しかもトップカテゴリーで早くもこれだけのパフォーマンスを披露しているのは見事の一言。“移籍金0円”も大きく、まさに最高の補強と言えるだろう。