DF:加藤聖(かとう・ひじり)

【写真:Getty Images】
生年月日:2001年9月16日(23歳)
所属クラブ:ファジアーノ岡山
今季リーグ戦成績:19試合0ゴール2アシスト
加藤聖は、J1リーグ初参入のチームに即フィットした。
現在23歳の加藤は、2020シーズンにV・ファーレン長崎に加入し、プロキャリアをスタートさせた。1年目こそ出場機会に恵まれなかったが、2年目からコンスタントに出場。在籍3年目にはJ2で35試合に出場した。
2023年には、活躍の場を横浜F・マリノスに移し、プレーカテゴリーを1つ上のレベルに上げた。しかし、名門クラブの壁は高く、昨季のリーグ戦出場はわずか13試合に留まっている。当然、満足はできない数字だ。
そんな中迎えたオフ期間、加藤はファジアーノ岡山への移籍を決断する。史上初の日本トップリーグでの戦いに臨む同クラブにおいて、J1やアジアでの戦いで得た経験値をどこまで還元できるか期待された。。
その同選手は、期待に応えるような活躍をリーグ前半戦で見せた。本来左サイドバックを本職とするが、岡山では[3-4-2-1]の左ウイングバックを務めており、ここまでリーグ戦19試合に出場。そのうち16試合は先発で起用され、木山隆之監督にとって欠かせないピースの一人となった。
J1開幕戦では、岡山にとって同リーグ初ゴールのアシストをマーク。コーナーキックのキッカーを任された加藤は、ぽっかり空いたスペースにピンポイントでボールを落とし、メモリアルなゴールを演出した。
左足のキックを武器とする加藤は、今季未だ2アシストのみとなっている。が、この数字を伸ばしていくことが、チームの順位を上げるきっかけに繋がってくるだろう。