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Jリーグ 3週間前

「それが今のチームなのかな」鹿島アントラーズは「全体として…」。今こそ早川友基の真価が問われる【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第22節が28日に各地で行われ、鹿島アントラーズはファジアーノ岡山と対戦し、1-2で敗れた。この結果、鹿島は第20節からリーグ未勝利が続いている。得失点差で暫定首位をキープしているものの、チームの状況は苦しくなってきた。守護神・早川友基も「本当にもったいない失点」と悔やむ。(取材・文:元川悦子)

代表ウィーク明けから未勝利の鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ所属GK早川友基
【写真:Getty Images】

 2025年J1リーグも後半戦に突入し、上位争いはますます混沌としてきた。前半戦を首位で折り返した鹿島アントラーズだが、6月の代表ウィーク明けはサンフレッチェ広島に引き分け、町田ゼルビアに敗戦。2戦未勝利という重苦しいムードに包まれていた。

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 周囲の取りこぼしもあって、何とか首位は死守しているものの、6月28日のホーム・ファジアーノ岡山戦は絶対に負けられない。岡山と言えば、4月20日のアウェイゲームで見事な逆転勝利を収めたことで、鹿島はチーム全体が急浮上。リーグ戦7連勝につながった。

 前期の重要な節目となった相手だけに、今回もまた同じ展開に持ち込みたいところ。鬼木達監督もケガで長期離脱を強いられていた濃野公人と6月に加入した小川諒也の両サイドバック(SB)を揃ってスタメンに抜擢し、フレッシュな陣容で試合に向かった。

 前半の鹿島は非常にいい入りを見せた。序盤から相手を押し込み、一方的に攻め込んだ。最後尾に陣取るGK・早川友基も開始8分には鈴木優磨にタテ1本の鋭いフィードを供給。惜しくもゴールにはつながらなかったが、攻撃の起点として異彩を放っていた。

 最近、評価が急上昇している26歳の守護神は7月のE-1選手権(韓国)に挑むサッカー日本代表入りが濃厚とも言われる。守備はもちろん、攻撃面でも爪痕を残している選手がゴールマウスを守っていることで、今季の鹿島はここまで上位をキープしているのだろう。

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