神谷優太は気づいていた「攻撃的な部分が持ち味なので」
すると50分には神谷が中盤まで運び、MF柳貴博に預けるとボールを持ったFWルカオが右サイドを飛び出し、マイナス気味のクロスを送った。「上手く当てることだけを意識した」と言う江坂が右足ダイレクトでゴールを奪った。
それが逆転への狼煙となり、59分には神谷が大仕事をやってのける。左サイドで前を向いた佐藤がドリブルを仕掛けゴール前に侵入。シュートは相手にブロックされたが、二次攻撃から神谷が江坂とワンツーでPA外からミドルシュートを叩き込んだ。
神谷は「江坂選手に相手ボランチが食いついていたので、そこの裏が取れると気づいていて、『後半、ワンツーで入って行こう』と思っていたら良いところに落としてくれました」とコメント。そして「自分は攻撃的な部分が持ち味なので、ボランチでも前に入っていくことは意識していましたし、あとは振り切るだけでした」と続けた。
神谷にとっては、これが今シーズン初得点。「もちろん自分のアピールは当たり前のこと」と前置きすると、「チームが上に行けば行くほど岡山県が盛り上がると思うので、そのために勝っていくしかないし、県全体を盛り上げられるように頑張っていきたいですね」と続けた。
2つのゴールは息を呑むほどクオリティの高いもの。木山監督は結果を生み出した2人の活躍を称えた。