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Jリーグ 5か月前

財政が心配なクラブは? Jリーグ、純資産ワーストランキング1〜5位。早くも来年の決算が不安?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:SC相模原

SC相模原
【写真:Getty Images】

純資産(2024年度決算):-4億8900万円
売り上げ高:10億7400万円
当期純利益:3200万円

 元サッカー日本代表MF望月重良によって2008年に創設されたSC相模原が、今回のランキングで1位に入った。しかし、いわゆる“財政難”ではなく、同クラブの場合は約4億8900万円の債務超過も一時的な状態でしかない可能性がある。

 2021年に大手IT企業のDeNAがクラブの株式19%を取得し、経営に参画。翌2022年には株式74.2%を追加取得し、SC相模原の運営会社「スポーツクラブ相模原」を連結子会社化した。それにより、同社はJリーグへ本格参入を果たした。

 人気スマートフォンゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケポケ)をクリーチャーズと共同開発するDeNAは、これまでにも様々なサービスを世に送り出してきた。日経によれば、2025年3月発表時点での同社の純資産は約2500億円。まったく無影響の出費ではないだろうが、5億円を即座に出せる経済規模だ。

 その証左に、同クラブは新スタジアム構想にも積極的である。7月1日に公式サイトにて「Jリーグに『スタジアム整備計画』を提出しました」と報告し、神奈川県海老名市内に1.5万人以上の席数を満たす多目的スタジアムを想定していることが明かされた。

 SC相模原は今季のリーグ戦で暫定14位に位置しているが、選手のカンフル剤になり得そうな財政基盤が整いつつある。

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【了】
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