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Jリーグ 5か月前

育つ才能、届かぬ勝利。いいサッカーなのになぜ…。湘南ベルマーレの「僕らの生命線はそこなんで」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

「誰かのミスをみんながカバーするんだって」

「チームとして、そこをもっと厳しくいかないと。そういう隙を逃してはくれない」

 攻守両面で、カバーしながらプレーすることが生命線だからこそ、悔いの残る失点だった。

「僕の準備も含めてカバーにいく気持ちがあったのか、漏れた瞬間にカバーできるようにならないといけない。誰かのミスをみんながカバーするんだって。90分いろんなシチュエーションがありますけど、集中しきらないといけない。悔しいなと」

 失敗を次につなげるしかない。「神戸とやるときは燃えるんで。また明日からです」。鈴木雄斗は自らのミスを認め、次につなげていく。

 5日のヴィッセル神戸戦はブレンビーに移籍する福田のラストマッチだ。畑も移籍が決まり、鈴木淳之介も離脱を強いられた。完成に近づいたと思ったら、その重要なピースが抜けてしまうのは、湘南のようなクラブの宿命だ。

 近道はない。それでも、階段を上ったり下りたりしながら進んでいく。いいサッカーで勝つために。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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