「誰かのミスをみんながカバーするんだって」
「チームとして、そこをもっと厳しくいかないと。そういう隙を逃してはくれない」
攻守両面で、カバーしながらプレーすることが生命線だからこそ、悔いの残る失点だった。
「僕の準備も含めてカバーにいく気持ちがあったのか、漏れた瞬間にカバーできるようにならないといけない。誰かのミスをみんながカバーするんだって。90分いろんなシチュエーションがありますけど、集中しきらないといけない。悔しいなと」
失敗を次につなげるしかない。「神戸とやるときは燃えるんで。また明日からです」。鈴木雄斗は自らのミスを認め、次につなげていく。
5日のヴィッセル神戸戦はブレンビーに移籍する福田のラストマッチだ。畑も移籍が決まり、鈴木淳之介も離脱を強いられた。完成に近づいたと思ったら、その重要なピースが抜けてしまうのは、湘南のようなクラブの宿命だ。
近道はない。それでも、階段を上ったり下りたりしながら進んでいく。いいサッカーで勝つために。
(取材・文:加藤健一)
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