11位:横浜F・マリノス
本拠地:日産スタジアム
収容可能人数:7万1,624人
2024シーズン1試合平均:2万4,843人
2025シーズン1試合平均:2万2,596人
前年比:-9.04%
2025シーズンに極度の不振に陥っている横浜F・マリノスは、1試合平均観客数が2万2,596人で、前年から9.04%の減少となっている。これはJ1クラブの中で2番目に大きな下落幅だ。
2024シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いに苦しんだこともあってJ1最終順位が9位だったマリノスは、2025シーズンの反撃に注目が集まり、アルビレックス新潟との開幕戦で3万2,713人を動員し、ファンの期待の高さを感じさせた。
しかし、その後は低迷が続き、観客の足も次第に遠のいている。2024シーズン時点で既に2023シーズンの水準を下回っていたが、今シーズンはそこからさらに減少。ACL参戦に伴い、平日開催が増えていることも影響している。
2023シーズンには、日産スタジアム開催の試合で2万人を下回ったのはゼロ。最少でも2万1,160人(湘南ベルマーレ戦)だった。一方、今シーズンはすでに1万人台の動員が5試合を数えており、収容人数7万人超のスタジアムでは空席が目立つ状態が続いている。
マリノスはJリーグ屈指の名門であり、21世紀に入ってからコロナ禍を除けば、リーグ戦で平均観客数が2万人を下回ったシーズンはない。その基準から見ても、今シーズンの数字は深刻な状況だ。
ここまでのホーム戦績は12試合で2勝4分け6敗。安定した強さを見慣れたマリノスファンにとっては、想定外の展開が続いている。
後半戦には、オリジナル10同士の注目カードが控えており、一定の集客回復は期待できる。ただ、優勝争いの後押しを担ってきたファンが、まさか残留争いの“支え役”に回ることになるとは、多くの人にとって予想外だったはずだ。
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