「幼いころからずっと…」清水エスパルスのために戦う千葉寛汰の決意
「岡崎慎司さんです。幼いころから自分はずっとエスパルスで見ていたので」
兵庫・滝川第二高校から2005年に清水に加入した岡崎氏は、2007シーズン以降の4年間で42ゴールをマーク。日本代表としてワールドカップに3大会連続で出場し、2011年にはヨーロッパへ羽ばたいた。当時のIAIスタジアム日本平で、胸をときめかせながら観戦していた千葉はプロになる目標を掲げた。
紡がれてきた点取り屋のバトンを、緊急復帰した6月を境に、千葉はさらに強い覚悟をもって握りしめている。20日にはホームのIAIスタジアム日本平に、降格圏の18位からの脱出を目指す横浜FCを迎える大一番が待つ。勝ち点差は8ポイント。いわゆる“6ポイントマッチ”へ、千葉は決意を新たにする。
「試合に出れば100パーセント、エスパルスのために戦います」
下を向いている時間はない。同じJ1の舞台で戦う湘南に成長の跡を垣間見せたアカデミー育ちのストライカーは、指揮官の熱い期待も背負いながら成長への階段を駆けあがっていく。
(取材・文:藤江直人)
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