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インターハイでは別格も…。プロで消えた高校サッカーのスター5人。プロの世界で壁にぶつかった元逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:小澤竜己(こざわ・りゅうき)

小澤竜己
【写真:Getty Images】

生年月日:1988年2月6日
出身高校:青森山田高等学校
主な在籍クラブ:FC東京、ガイナーレ鳥取

 小澤竜己は、青森山田高等学校の出身で、2005年にインターハイ優勝を経験した。

 U-15サッカー日本代表にも名を連ねた小澤は、名門・青森山田で1年時から背番号10を背負い、エースとして注目を集めた。3年生になると主将を務め、インターハイ制覇の原動力となった。

 高校卒業後はFC東京に加入し、世代別代表の常連としてプロの舞台での活躍が期待されたものの、股関節痛の影響で思うようにプレーできず、J1出場は2年間でわずか3試合にとどまった。2008年には出場機会を求め、JFLのガイナーレ鳥取に期限付き移籍。29試合11得点と結果を残したが、その後にFC東京との契約は更新されなかった。

 2009、2010年と鳥取でプレーしたあと、2011年に当時JFLのブラウブリッツ秋田に加入した小澤は、クラブ公式サイトで自身のキャリアをこう振り返っている。

「出場機会が欲しかった俺は鳥取からオファーを頂き、入団することが出来た。昇格争いという厳しい戦い。勝つための難しさ。優勝する喜びなど色々なことを学ばせてもらった。

 しかし、最終的に俺自身に力がなく、JFLを優勝してJリーグへの昇格が決まったシーズンにクビになった。そんな中、秋田に拾って頂いた。どん底を味わったからこそ分かることがある。様々な経験を無駄にしてはいけない」

 だが、秋田でも大きなインパクトを残すことはできず、1シーズンで退団すると、その後はタイ、ラトビア、ポーランド、インドと渡り歩き、2022年に現役引退をした。

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