Jリーグ 最新ニュース

　Jリーグ開幕から30年以上が経った。今やチームの数も「60」に達しており、自身が応援するクラブとの絆を深める一方、ほかにもサポートしたいチームが存在する場合もあるかもしれない。今回は「なぜか応援したくなるJリーグクラブは？」という読者アンケートの集計をもとに、その結果をランキング形式で紹介する。※得票率で並んだ際はカテゴリーが上のクラブを、カテゴリーが同じ場合はリーグ戦の暫定順位が上のチームを上位とする。

10位：FC町田ゼルビア

得票率：2.9%
2025リーグ戦成績：12勝4分8敗（6位）

　2023シーズンのJ2リーグを制し、翌2024シーズンからのJ1昇格を決めたFC町田ゼルビア。「J1初昇格初優勝」を掲げ、快進撃を披露した同クラブが、今回のランキングでトップ10入りを果たした。

　昨季はリーグ第3節の鹿島アントラーズ戦に勝利して以降、シーズンの序盤から中盤の多くで首位をキープ。終盤に失速したものの、最終順位3位は立派な成績だ。“Make a New History”というスローガンにたがわぬ強さを見せ、2025/26シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）への出場権を獲得した。

　とはいえ、すべてが順風満帆だったとは言い難い。町田の選手がPK時に水をかけるシーンが議論を呼ぶなど、チームの戦い方が疑問視されることもあった。とりわけ首位を走っている時期はSNS上でも様々な声が散見された。

　苦しい状況にあったが、必ずしもネガティブな見方だけではない。アンケートには好きな理由として「嫌われたり憎まれたりする部分もあるけれど、フロントが知恵も使って強くしていこう、Jリーグに問題提起をしていこうとしているから」や、「色々挑戦しているので」といった声も寄せられている。

　また、ある川崎フロンターレのファンは「となりの町のクラブで、とても気になるので」とコメントしており、名門のサポーターからも一定の評価を得ていることがうかがえる。

　今季はここまで24試合を終えて12勝4分8敗で6位。昨季ほどの猛威はまだ見られていないが、健闘していると言って差し支えないだろう。このまま上位をキープし続けられれば、さらに注目度は増すはずだ。