9位:浦和レッズ

【写真:Getty Images】
得票率:3.4%
2025リーグ戦成績:9勝7分6敗(8位)
今年6月から7月にかけて行われたFIFAクラブワールドカップ(CWC)に出場した浦和レッズが、「なぜか応援したくなるJリーグクラブ」ランキングで9位に入った。
今季も国内ナンバーワンの観客動員数を誇る名門は、他クラブのサポーターからも支持を集めているようだ。『J. League Data Site』によれば、ホームゲーム11試合を行った時点の浦和の平均動員数は36,220人。31,287人のFC東京を大きく突き放すファンベースが、今日もチームを力強く後押しする。
今回のアンケートには「チャントがかっこいいので」という声も寄せられており、やはりその圧倒的な人数から繰り出される応援は第三者視点には強烈に映る。なお、今年5月に公開された「200人以上に聞いた! Jリーグ、チャントが最高なクラブランキング」でも、同クラブは堂々の1位に輝いている。
また、今回の調査では鹿島アントラーズのファンから浦和を応援したくなる理由に「オリジナル10として」というコメントも寄せられている。1993年開幕のJリーグで最初期から戦っているチームのサポーター同士、意識しあうところがあるのかもしれない。
先のクラブワールドカップでは全敗で大会を去ったが、市場価値などクラブの経営規模ではるか上を行くインテルらを相手に奮闘し、“世界”に一矢報いる場面も作った。
とりわけファンの熱気はポジティブに報じられており、米メディア『The Sporting News』は7月1日に「Jリーグのチームにとっては厳しい戦いとなったものの、FIFAクラブワールドカップを通してファンの熱狂は最高潮に達した」と伝えている。
オリジナル10の一員として苦楽を経験してきたチームは、今や海の向こうにも名声を轟かせている。