GK:朴一圭(ぱく・いるぎゅ)
生年月日:1989年12月22日
クラブ:FC琉球→横浜F・マリノス
移籍時期:2019年
横浜F・マリノスの朴一圭は、今シーズンでJ1通算200試合出場を達成したJリーグを代表するベテランGKだが、そのキャリアは決して平坦ではなかった。
2012年に朝鮮大学校を卒業後、JFLの藤枝MYFCに加入。アルバイトをしながら16試合に出場したが、1年で退団した。
のちに朴は、那須大亮氏のYouTubeチャンネルで「やらされている感が強く、環境に対して満足していなかった」と振り返っている。
上のカテゴリーに引き抜かれる実力もなかったという朴は、2013シーズンはツテのあった関東1部のFC KOREAに加入し、下積みを続けた。
そこで朴は、ある日のミスを監督に指摘された際、「どのカテゴリーにいってもやることは変わらない」という気づきを得て、「上に行くためには、言われたことをしっかり遂行していくしかない」と意識が変わったという。
その後、古巣の藤枝に自身を売り込んで復帰した朴は、J3を舞台にプロキャリアをスタートさせた。
2016年からはFC琉球で正守護神を務めて評価を高め、2019年に横浜F・マリノスにジャンプアップ。当時29歳にして、はじめてJ1の舞台に到達した。
加入するだけにとどまらず、朴はシーズン途中に飯倉大樹からポジションを奪い、J1強豪のレギュラーに。その年のリーグ優勝にも大きく貢献した。
翌2020シーズンは外国人枠の影響で出番を失い、夏にサガン鳥栖へ移籍。鳥栖では4年半レギュラーとしてゴールを守り続け、今年、マリノスに復帰した。
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