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濃野公人が感じる手応え「SBとしては生命線。数値としても伸びてきている」。鹿島アントラーズの後半戦スパートに追い風

text by 編集部 photo by Getty Images

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鹿島アントラーズDF濃野公人
【写真:編集部】

状態を上げる濃野公人「数値としても伸びてきている」

 鹿島アントラーズDF濃野公人は3日、非公開練習後に取材に応じた。鹿島は6日に天皇杯ラウンド16・アビスパ福岡戦を控えており、10日からは明治安田J1リーグも再開する。濃野は右膝を痛めていたが、6月に復帰。直近の公式戦では2試合連続でフル出場している。

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 ルーキーだった昨季はDFならが9得点を挙げる活躍を見せる一方、9月下旬に右膝外側半月板を損傷し、残りのシーズンを全休していた。今季の開幕には間に合ったが、4月に同箇所を再び痛めて離脱していた。

 当初は早期に復帰できる予定だったが、復帰時期は延びていった。6月になってピッチに立つことができ、14日のサンフレッチェ広島戦で復帰を果たす。ただこのときも「まだ万全ではない。100%になることはないので」と話しており、痛みと付き合いながらプレーしていかなければいけなかった。

 そんな中でもコンディションは上向いている。中断期間の前にはV・ファーレン長崎との天皇杯3回戦、柏レイソルとのリーグ戦という中3日の連戦でともにフル出場。濃野自身も手応えを感じているという。

「走る距離もスプリントの回数も、サイドバックとしては生命線。数値としても伸びてきているし、試合の中で感じる身体のキレも徐々に戻ってきている。そこは自分の良さなので、この暑い中でも練習中から誰よりも走るというのも常に意識しているので、もっと伸ばせたらと思う」
 

 濃野が離脱していた期間は小池龍太や津久井佳祐が右サイドバックを務めていた。濃野が戻ってきたことで小池を1列前で起用することもできれば、両者を入れ替えることもできる。濃野の復帰は、鹿島がタイトル獲得に向けてスパートをかける意味で非常に大きい。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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