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Jリーグ 4か月前

「あれが決まっていたら…」瀬川祐輔が柏レイソル勝利の陰で見せた悔しさ。「それは本当に大事にしたかった」【コラム】

シリーズ:コラム text by 菊地正典 photo by Getty Images

「スタメンで出られない悔しさがあるので」

 少なくとも今回の湘南戦は、その意識によって何度もチャンスに関与した。

 相手の状況や試合の流れもありながら、前半の問題点を後半に解決し、選手が代わりながらも勝利できた。それはチームとしてよかったと思うし、そこに貢献できたと瀬川自身も捉えている。

 だからこそ、結果が欲しかった。

 柏に加入してから2カ月強を思いどおりに過ごせているわけではない。

 「レイソルを優勝させることしか考えていません」

 そう意気込んで加入し、湘南戦を含めて6試合中5試合に出場しているものの、スタメン出場はゼロ。いくら途中出場で攻撃を活性化できたとはいっても、結果が出なければ立場は変わらないと考えている。

「スタメンで出られない悔しさがあるので、今日の1点はやっぱり必要だった」

 ただ、チャンスに関与できないことと、チャンスに関与しながら結果を出せないことには大きな違いがある。今回のようなプレーを続け、数字がついてくれば、本当に重要な最終盤で望んでいる立場として、望む結果を手にできる可能性がある。

 今季の残りのリーグ戦は13試合。佳境を迎えるのはこれからだ。瀬川が柏に復帰してから戦ったリーグ戦は、まだ6試合に過ぎない。

(取材・文:菊地正典)

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【了】
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