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Jリーグ 4か月前

大儲けしたのは!?Jリーグクラブ、移籍金収入ランキング6位~10位。J2クラブもランクイン!

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 Jリーグは7月、全60クラブに関する2024年度の経営情報を開示した。これまで3月決算の柏レイソルと湘南ベルマーレを除外した状態で発表されていたが、この度改めて両クラブを含めた経営状況が明かされた。今回のランキングでは、そのなかの「移籍補償金等収入」に着目。いわゆる“移籍金”で最も多い収益を得たクラブを紹介する。※成績や移籍金などは『Transfermarkt』を参照

10位:セレッソ大阪

サッカー日本代表DF毎熊晟矢
【写真:Getty Images】

移籍補償金等収入:4億9300万円
退団した選手例:毎熊晟矢、ジョルディ・クルークス、レオセアラなど

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 昨年度に移籍金収入として4億9300万円を得たセレッソ大阪が、今回のランキングでトップ10入りを果たした。2024年度、同クラブからあまたの選手が退団し、主に国内移籍を選択するケースが目立った。

 ジョルディ・クルークスが昨季途中にジュビロ磐田へ、レオセアラが今年1月に鹿島アントラーズへと完全移籍で加入した。実力と経験のある選手を多数売却したことから、国内の取引だけで多額の収益をあげていることが分かる。

 該当期間中に海外移籍を選んだプレーヤーは毎熊晟矢だけだが、発生した金額は少なくない。5億円近い収入のうち、毎熊がもたらした割合は顕著だ。『Transfermarkt』によれば、同選手の移籍金は80万ユーロ(約1.28億円)を記録している。

 しかし彼の移籍金が本当に“高い”と評価できるかは議論の余地がある。オランダのAZアルクマールで活躍する毎熊の現在の市場価値は、今年5月の時点で400万ユーロ(約6.4億円)。2024/25シーズンの公式戦44試合に出場する稼働率の高さで、その評価額は右肩上がりだ。

 だがセレッソ時代の2024年6月の時点で、彼の市場価値は150万ユーロ(約2.4億円)に達していた。それを踏まえると、セレッソは毎熊をほとんど半額で手放してしまったことになる。

 適正価格での売却はJリーグ全クラブにとって目下の課題だが、選手の目標やキャリアを優先的に考えると、即座に変えてゆくのは難しいのかもしれない。将来的な改善に期待したいところだ。

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