夏祭りが開催される町田戦にかける思いと夏の思い出
「三浦に住んでいて、両親2人ともマリンスポーツやるんでいつも海に駆り出されて。もうマジで一生海にいた。小さいとき、その思い出しかないです」と少年時代を振り返り、小学生の頃に行っていた夏祭りのことも話してくれた。
「仲の良い友達がそこ(夏祭り)に夜集結するんです。夜に遊ぶのって非日常的じゃないですか。だからもう鬼ごっこを一生やってましたね」
縁日ではおもちゃが当たるくじが好きだったようだ。
「高いおもちゃが並んでるんですよ。1等が出たらそれをゲットできるみたいな。そういった大人のあれに騙されてました」と笑いながら当時のことを思い出してくれたが、一番印象に残っているのは意外にも「冷え冷えパイン!じゃんけんして勝ったら2つみたいな。パイナップルが棒に刺さっててそれをやってましたね」と教えてくれた。
2児の父親でもある天野。子供との夏の思い出はまだそんなに多くはないというが、「土日に試合が入っちゃうんで、連れてってあげられてない。周りの友達とかは結構連れてってもらってるっていうのを聞くんで子供から。そこは引退してから連れてってあげたいなと思います」と今後に思いを馳せた。
今は自分の子供と遊ぶ時間はそう多く作ってあげられていないが、この週末、来場するであろう夏休み中の家族連れや子供たちなど、多くのファン・サポーターをサッカー選手として魅了することができる。
「縁日とか、いろんなお店も出るということで夏の思い出になると思いますし、ついででもいいのでサッカーの試合を、マリノスの試合を見てもらいたい。思い出に残るような試合を僕らはできればいいと思いますし、勝った日産スタジアムの雰囲気は特別なものがあると思うので、見ててワクワクするような試合をやって、是非楽しんでもらってまた来てほしいなっていうふうに思ってます」
(取材・文:竹中愛美)
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