100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、市場価値の高い選手は誰なのか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出した、10代日本人選手の最新市場価値ランキングを紹介する。※成績・情報は1日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
2位:佐藤龍之介(さとう・りゅうのすけ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2006年10月16日(18歳)
市場価値:55万ユーロ(約8800万円)
所属クラブ:ファジアーノ岡山
今季リーグ成績:17試合4得点1アシスト
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先月、史上4番目の若さでサッカー日本代表デビューを飾った話題のアタッカーが、10代の日本人選手の市場価値ランキング2位にランクインした。
FC東京のアカデミーで育った佐藤龍之介は、2023年8月に同クラブとのプロ契約を結ぶ。しかし、プロ1年目となった2024年の公式戦出場数は5試合のみだった。特に攻撃陣にタレントが揃うFC東京では、プロの壁を感じることとなった。
プロ2年目を迎えたMFは、長年在籍したクラブを一旦離れ、出場機会を求めてファジアーノ岡山に育成型期限付き移籍をする。クラブ史上初のJ1リーグ参入チームで修業を積むことになった佐藤は、ここまでリーグ戦17試合出場し、すでに4得点1アシストをマーク。結果を残し、着実に自信をつけている。
この活躍が実り、6月シリーズのFIFAワールドカップ26 アジア最終予選でA代表に初招集された。そんな佐藤に早くも出番がやってくる。6月10日のインドネシア代表戦。何かの縁か、日本の至宝であり、元FC東京の久保建英との交代でピッチに立つ。得点に絡むことはできなかったが、大量リードということもあり、のびのびとプレーすることができた。
そんなロサンゼルス五輪(オリンピック)世代の“至宝”の市場価値は、2024年12月時点で20万ユーロ(約3200万円)だったが、岡山での躍動もあり、現在は55万ユーロ(約8800万円)まで上昇している。この勢いが続けば、100万ユーロ(約1.6億円)超えも夢ではない。
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