
次の主役は誰? 日本代表、4年後に期待したい若き逸材【DF編】【写真:Getty Images】
サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でベスト32という結果に終わった。世界の頂点を目指した戦いが幕を閉じたが、すでに4年後に向けたサバイバルは始まっている。今回は、4年後に期待したいDFの若き逸材を10人紹介する。[3/10ページ]
市原吏音(いちはら・りおん)

AZアルクマール所属の市原吏音【写真:Getty Images】
生年月日:2005年7月7日
所属クラブ:AZアルクマール(オランダ)
25/26シーズン成績:2試合0ゴール0アシスト
【18歳で副主将に】
RB大宮アルディージャの最高傑作は、どのような成長曲線を描くのだろうか。
大宮の下部組織時代からアンダー世代の日本代表に招集されてきた市原吏音は、2023シーズンにトップチームデビューを果たす。
同シーズン、大宮はJ3降格を喫する悪夢のようなシーズンだったが、市原はリーグ戦初出場以降全試合に出場し、泥沼で抗うチームの中で明るい材料となった。
そんな同選手に対し、クラブは異例の対応をとる。2024シーズン、市原は大宮のクラブ副キャプテンに任命されたのだ。当時、同選手はまだ18歳。この決断から、市原に対するクラブの期待感の高さがうかがえる。
市原はその期待に応えるように、リーグ戦31試合に出場。J2昇格の原動力となる活躍で自身の存在を日本サッカー界に知らしめた。
昨季もチームをJ1昇格プレーオフに導く活躍を見せた21歳は、2026年1月にオランダのAZアルクマールへと加入。UEFAカンファレンスリーグ(UECL)に出場するなど、公式戦3試合に出場している。
【大舞台でパネンカ!?】
市原の強みは何といっても圧倒的なメンタリティの強さだ。
大宮はもちろん、世代別代表でもキャプテンを務め、最終ラインを統率するディフェンスリーダーの役割を果たしている。。
その役割を全うするだけの強心臓も持ち合わせており、昨年10月に行われたU-20ワールドカップではPKキッカーを任され、見事なパネンカを沈めてみせた。この大胆不敵な精神力は、大舞台向きのメンタルだといえるだろう。
もちろん守備能力にも秀でており、局面を読み相手の得意な形になる前に守り切る予測能力が魅力。フィードで局面を打破することも可能で、現在A代表に不足している3バックの真ん中を任せられる選手である。
新たなDFラインの中心として、彼の名が挙げられるのはおかしいことではないはずだ。