
北中米W杯アジアワーストイレブン【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)もいよいよ終盤に突入した。アジアからは日本代表を含む9ヵ国が出場したものの、決勝トーナメントに生き残ったのは日本とオーストラリアのみ。その2チームもラウンド32で早々に姿を消し、アジアのレベルが疑問視されている。今回は、今大会で評価を落とすことになってしまったアジア人選手をワーストイレブン形式で紹介する。[2/12ページ]
DF:アブドゥレラー・アル・アムリ(サウジアラビア代表)

サウジアラビア代表CBアブドゥレラー・アル・アムリ【写真:Getty Images】
生年月日:1997年1月15日
所属クラブ:アル・ナスル
代表通算成績:44試合2ゴール0アシスト
北中米W杯成績:3試合1ゴール0アシスト
【得点はしたが守備は…】
サウジアラビア代表のアブドゥレラー・アル・アムリは、機動力と対人守備の強さを兼ね備えた優秀なセンターバック(CB)だ。
だが、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)では本領を発揮したとは言えず、期待値の高さとは裏腹に残念なプレーをしてしまったと判断せざるを得ない。
日本時間6月16日に行われた初戦のウルグアイ代表戦で先制ゴールをマークするなど、今大会のアル・アムリのプレーぶりが最初から最後まで最悪だったわけではない。
ただ、彼の本来の仕事は守備。続くスペイン代表戦で度々ボールウォッチャーになるなど混乱を来し、0-4と大敗した一因となってしまったのはいただけない。
【積極性を欠くプレーで失望】
大会前には最終ラインのリーダー候補と目されていたが、いざ本番を迎えてみるとアル・アムリが守備陣を統率できていたとは言えない。失点シーンでは棒立ちになる姿が度々捉えられており、味方を鼓舞するような姿勢を期待していたサウジアラビア国民からすれば、29歳CBのリーダーシップの欠如は受け入れがたいものだろう。
サウジアラビア代表はグループステージで5失点を喫し、最下位で大会を後にした。スペイン代表戦を除けば守備が大崩れした試合はなかったものの、アル・アムリが本来求められていた役割を果たせていたのかは微妙なところだ。
チームが苦しい時に存在感を出すのが新のリーダーだが、アル・アムリは劣勢の時ほど影が薄くなっていた。持っている能力は高いだけに、積極性を欠くプレーは深い失望を買っても致し方ない。