
北中米W杯アジアワーストイレブン【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)もいよいよ終盤に突入した。アジアからは日本代表を含む9ヵ国が出場したものの、決勝トーナメントに生き残ったのは日本とオーストラリアのみ。その2チームもラウンド32で早々に姿を消し、アジアのレベルが疑問視されている。今回は、今大会で評価を落とすことになってしまったアジア人選手をワーストイレブン形式で紹介する。[7/12ページ]
MF:イ・ガンイン(韓国代表)

韓国代表MFイ・ガンイン【写真:Getty Images】
生年月日:2001年2月19日
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
代表通算成績:50試合11ゴール14アシスト
北中米W杯成績:3試合0ゴール1アシスト
【中心にはいた】
イ・ガンインにとって、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)は不本意な大会となってしまった。グループステージ敗退に終わった韓国代表において、“魔法の左足”を持つ男は違いを生み出せないまま大会を去っていった。
ワーストイレブン選出となったものの、アジア屈指のスターが酷い出来だったわけではない。
25歳の天才レフティーが韓国代表の攻撃の中心にいたのは間違いなく、日本時間6月25日にイギリスのデータ分析会社『オプタ』が発表したところによると、今大会のイ・ガンインのパス成功率は93%。目詰まりを起こしたビルドアップの出口にもなるなど、大車輪の活躍だったと言える。
【得点関与は…】
ただ、本来イ・ガンインが求められていたのはゴール前での決定的な仕事である。同19日に行われた初戦のチェコ代表戦で1アシストをマークしたものの、ゴールはなし。中盤まで下がってでもチームに貢献しようという姿勢は見事だが、それが逆にゴールを生む仕事の減少につながってしまった。
ワーストイレブン選出はイ・ガンイン本人のせいではなく、イ・ガンインを活かしきれなかったチーム全体の責任という側面が強い。攻撃的なタレントに余計なタスクを負わせてしまった時点で、韓国代表の計算が狂うのは必然だった。
そんな難しいチーム状況下であってもイ・ガンインに違いを見せてほしかったと考えてしまうのは、果たして求めすぎだろうか。