
北中米W杯アジアワーストイレブン【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)もいよいよ終盤に突入した。アジアからは日本代表を含む9ヵ国が出場したものの、決勝トーナメントに生き残ったのは日本とオーストラリアのみ。その2チームもラウンド32で早々に姿を消し、アジアのレベルが疑問視されている。今回は、今大会で評価を落とすことになってしまったアジア人選手をワーストイレブン形式で紹介する。[9/12ページ]
FW:フィラース・アル・ブライカーン(サウジアラビア代表)

サウジアラビア代表FWフィラース・アル・ブライカーン【写真:Getty Images】
生年月日:2000年5月14日
所属クラブ:アル・アハリ・サウジ
代表通算成績:74試合15ゴール4アシスト
北中米W杯成績:3試合0ゴール0アシスト
【まったく結果を残せず】
サウジアラビア代表の攻撃をけん引するはずだったフィラース・アル・ブライカーンは、大きなインパクトを残せないままFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)を去っていった。
味方を活かすプレーが得意な“ナンバー9”はグループステージ全3試合に先発出場したものの、0ゴール0アシストと散々な出来に終わっている。
22歳でメンバーに名を連ねた前回のカタールW杯は、今後長きに渡ってアル・ブライカーンがサウジアラビア代表の中核を担うだろうと予感させる大会だった。
懐が深くボールの収まり所となり、後方の味方がプレーするスペースと時間を確保。ゴールこそなかったものの、グループステージ初戦では1アシストをマークし、その後世界王者となるアルゼンチン代表から大金星を奪うことに貢献した。
さらなる飛躍が期待された今大会も、ゴール数は4年前と同じく「0」である。だが、今回はその意味合いが少々異なると言わざるを得ない。
【4年前との違いは…】
アル・ブライカーンは五分五分のボールをことごとく収められず、サウジアラビア代表はグループステージ全3試合で守勢にまわる時間がほとんどだったからだ。4年間の積み上げの成果を見せたとは到底言い難い出来である。
アル・ブライカーンのポストプレーがもう少し効果を発揮していれば、サウジアラビア代表が選択した守りを固めつつ機を見てカウンターを仕掛ける戦い方も成立していたはずだ。
チームの顔であるアル・ブライカーンが苦しい時に目立たないようでは、“グリーンファルコンズ”が世界での戦いに打ち勝つことは難しくなってしまう。