2025/26シーズンが終了し、いよいよ夏の移籍市場が本格化する。今夏はJリーグのシーズン移行を控えていることもあり、例年以上にJクラブと海外クラブの間で選手の移籍が活発になることが予想される。そこで今回は、現在所属クラブがなく、移籍金なしで獲得できる日本人選手を紹介する。※情報は7月14日時点。[4/10ページ]
MF:中島翔哉(なかじま・しょうや)
生年月日:1994年8月23日(31歳)
最終所属:浦和レッズ
【Jを沸かせるファンタジスタ】
中島翔哉は、現在所属クラブがない大物の一人だ。
現在31歳の中島は、日本代表として公式戦19試合に出場した実力者。森保ジャパン初期にはチームの中核として背番号10を背負った。
2012年に東京ヴェルディでトップチームデビューを飾ると、2014年にFC東京へ完全移籍。カターレ富山への期限付き移籍を経て、FC東京で主力の座をつかんだ。
そして2017年にポルティモネンセ(ポルトガル)へ期限付き移籍すると、翌2018年には完全移籍へ移行。ポルティモネンセではリーグ屈指のアタッカーとして評価を高め、持ち味である打開力と意外性あふれるパスで躍動した。在籍2シーズンで公式戦72試合17ゴール23アシストを記録し、攻撃陣を牽引している。
【浦和退団でフリーに】
その後はアル・ドゥハイル(カタール)、ポルト(ポルトガル)、アル・アイン(UAE)、アンタルヤスポル(トルコ)などを経て、2023年に約6年ぶりとなるJリーグ復帰を決断。浦和レッズでは、JリーグのみならずFIFAクラブワールドカップにも出場した。
ベテランの域に差しかかっているが、ファンタジスタの称号は色あせていない。ボールを持つと、繊細なボールタッチと抜群のボディコントロールで前線に違いを生み出した。
しかし、浦和は今年6月、中島との契約満了を発表。クラブ公式サイトを通じてファン・サポーターへ感謝を伝えるとともに、
「日本に帰って来てからチーム内外で学んださまざまなことを次のステージで変化と進化をさせて、さらに磨きをかけ真価を発揮し、もっとサッカーを楽しんで観てる方々が體も心も芯から温まるサッカーをしていきたいと思います!」
「そして何より試合を観た子どもたちが少しでもワクワクして、笑顔でのびのびプレーしたくなるような表現ができたらうれしいです!」
と、中島らしさあふれるコメントを残している。欧州や中東、日本で培った経験に加え、局面を一人で変えられる技術は、市場価値だけでは測れない唯一無二の魅力だ。

