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まだ決まらない!? 現在フリーの日本人選手10人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


まだ決まらない!? 現在フリーの日本人選手【写真:Getty Images】



2025/26シーズンが終了し、いよいよ夏の移籍市場が本格化する。今夏はJリーグのシーズン移行を控えていることもあり、例年以上にJクラブと海外クラブの間で選手の移籍が活発になることが予想される。そこで今回は、現在所属クラブがなく、移籍金なしで獲得できる日本人選手を紹介する。※情報は7月14日時点。[8/10ページ]

FW:安部裕葵(あべ・ひろき)


【写真:Getty Images】



生年月日:1999年1月28日(27歳)
最終所属:浦和レッズ

【“神童”と呼ばれた逸材が歩んだ苦難のキャリア】

 将来を嘱望された逸材は、現在所属クラブがない。安部裕葵は、このまま「元神童」の肩書きを背負い続けることになるのだろうか。

 現在27歳の安部は、2017年に鹿島アントラーズでプロデビュー。卓越したドリブル技術と狭い局面を打開するセンスを武器に急成長を遂げると、2018年にはJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞した。

 2019年は安部にとってキャリアが大きく動いた1年となった。鹿島の偉大な背番号10を受け継ぎ、6月のコパ・アメリカでは20歳でA代表デビュー。さらに7月には、スペインの強豪バルセロナのリザーブチームへの完全移籍が決定した。

 誰もがここからワールドクラスのプレーヤーへと駆け上がることを期待した。しかし、2020年2月に右ハムストリングを断裂するとキャリアは暗転。東京五輪出場を逃し、その後も度重なるけがによってピッチを離れる時期が続いた。



【コンディション不良に苦しんだ浦和時代】

 苦難は2023年に加入した浦和レッズでも続く。コンディション不良やけがによる離脱を繰り返し、J1百年構想リーグを含めた在籍4シーズンで公式戦出場はわずか6試合にとどまった。本来の輝きを取り戻せないまま、今年6月に契約満了による退団が決まっている。

 退団に際してクラブ公式サイトで発表されたコメントには「3年前、どうすれば良いか分からない自分に手を差し伸べてくれたこと、本当に感謝しています」と、苦しい時期を過ごした胸の内がにじんでいた。

 それでも「何よりも元気にプレーする姿が恩返しになると思っているので、必死になってサッカーと向き合いたいと思います」と前を向く姿勢を示している。かつて多くのファンを魅了したように、のびのびとピッチを駆ける安部の姿を再び見られることを期待したい。

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