2025/26シーズンが終了し、いよいよ夏の移籍市場が本格化する。今夏はJリーグのシーズン移行を控えていることもあり、例年以上にJクラブと海外クラブの間で選手の移籍が活発になることが予想される。そこで今回は、現在所属クラブがなく、移籍金なしで獲得できる日本人選手を紹介する。※情報は7月14日時点。[6/10ページ]
FW:サイ・ゴダード
生年月日:1997年4月2日(29歳)
最終所属:理文足球会(香港)
【トッテナム育ちの逸材】
欧州最高峰のイングランド・プレミアリーグで「ビッグ6」に名を連ねるトッテナム・ホットスパー。そのアカデミーには、世界各国から優れた才能が集結している。
イングランド人の父と日本人の母をもつサイ・ゴダードもその一人だ。厳しい競争環境のなかで才能を発揮し、トッテナムのU-18チームでは背番号10を背負うなど、注目を集める存在となった。
しかし、トップチーム昇格はかなわず、2018年にイタリアのベネヴェント・カルチョ(当時セリエB)へ加入。同クラブでプロキャリアをスタートさせた。
また、世代別日本代表でもプレーしており、2013年にU-16日本代表へ選出されると、その後2015年にはU-21日本代表にも名を連ねたが、A代表デビューには至っていない。
【異色すぎるキャリアを歩む】
イタリアでプロデビューを果たした後は、キプロス、インド、オーストラリア、アメリカ合衆国と世界各国のクラブを渡り歩き、2025年8月に香港の理文足球会へ加入。これまで6か国、計8クラブでプレーするという異色のキャリアを歩んできた。
理文では左右両足を遜色なく使える強みを生かし、左ウイングや攻撃的ミッドフィルダーを中心にプレー。主力としてリーグ戦21試合に出場し、2ゴール1アシストを記録したものの、今季限りで契約満了となった。
現在のゴダードは、移籍金を必要としないフリーエージェントの立場にある。さまざまな国で経験を積んできた元神童は、次にどのようなキャリアを歩むのだろうか。

