2025/26シーズンが終了し、いよいよ夏の移籍市場が本格化する。今夏はJリーグのシーズン移行を控えていることもあり、例年以上にJクラブと海外クラブの間で選手の移籍が活発になることが予想される。そこで今回は、現在所属クラブがなく、移籍金なしで獲得できる日本人選手を紹介する。※情報は7月14日時点。[7/10ページ]
MF:石毛秀樹(いしげ・ひでき)
生年月日:1994年9月21日(31歳)
最終所属:ウェリントン・フェニックスFC(ニュージーランド)
【出場機会を求め海外へ】
石毛秀樹は現在、無所属の立場で大けがからの復帰を目指している。
現在31歳の石毛は、清水エスパルスの下部組織出身。2012年にトップチームデビューを飾ると、在籍10シーズンで公式戦183試合に出場した。巧みなテクニックと献身性でチームの攻撃をけん引し、15ゴール18アシストを記録している。
2017シーズンと2021シーズンには清水からファジアーノ岡山への期限付き移籍を経験し、2022年からガンバ大阪へ完全移籍で加入した。
しかし、ガンバではプレータイムの確保に苦戦。加入3年目の2024シーズンはベンチ外が続き、公式戦出場はリーグ戦4試合を含むわずか5試合にとどまった。
こうした状況を受け、「プロの世界にいる以上チャレンジをして自分の存在価値を示し続けたい」(ガンバ大阪公式サイト)との思いから、2024年9月にウェリントン・フェニックスFC(ニュージーランド)への完全移籍を決断した。
【大怪我と契約解除】
新たな挑戦となったAリーグでは、加入1年目の2024/25シーズンにリーグ戦26試合へ出場。いきなり2ゴール7アシストという見事な成績を残した。
翌25/26シーズンはさらなる飛躍が期待されていたが、第3節のセントラルコースト戦で前十字靱帯を断裂。長期離脱を余儀なくされ、シーズンを棒に振ることとなった。
データサイト『Transfermarkt』によると、今年1月にクラブとの契約が終了し、現在は所属クラブがない状態だ。
これについて現地メディア『Stuff』は、クラブが新たに期限付き移籍で獲得したサンダー・カルトゥムに関する記事の中で、「石毛はフェニックスが追加の外国人選手を獲得できるよう、双方合意のうえで契約を解除したが、ウェリントンでリハビリを続ける予定だ」と報じている。
Aリーグで輝きを放っていた矢先の大けが。自身初の海外挑戦は不本意な形で終わってしまったが、再びピッチで躍動する石毛の姿に期待したい。

