FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が閉幕した。今大会で期待外れに終わったチームがある一方で、下馬評を覆して大躍進を遂げたチームもある。今回は、大会前後のFIFAランキングを比較し、順位の上昇幅が大きい上位10カ国をランキング形式で紹介する。※上昇した順位が並んだ場合は、FIFAランキング上位国を上位とする。[5/10ページ]
6位:エジプト代表
W杯前FIFAランキング:29位
W杯後FIFAランキング:24位
W杯成績:ベスト16(1勝3分け1敗)
【歴史の扉】
エジプト代表は、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でFIFAランキングを5ランクアップさせ、24位に浮上した。
アフリカネイションズカップで最多7回の優勝を誇る「アフリカの盟主」でありながら、過去のW杯本大会では通算0勝2分け4敗と一度も勝てず、勝利が長年の悲願となっていた。
しかし無敗で予選を突破して臨んだ今大会、ついに歴史の扉を開いた。
グループリーグ初戦でベルギー代表と引き分けると、第2節でニュージーランド代表に3−1で勝利した。さらに、第3節のイラン代表戦で引き分け、グループG2位で決勝トーナメント進出を果たした。
【サラー以外も躍動】
ラウンド32ではオーストラリア代表をPK戦の末に破り、ラウンド16でアルゼンチン代表に屈したものの、前回王者を相手に一歩も退かない戦いぶりを披露。アフリカ勢の成長を印象づける強いインパクトを残した。
大黒柱で主将のモハメド・サラーだけでなく、ハイセム・ハッサンら若きタレントが躍動したエジプトは、大会を通じて高い安定感を発揮した。
公式記録上の勝利は1勝のみ。ニュージーランド戦で12.70ポイントを加算し、PK戦で勝ち上がったオーストラリア戦も12.34ポイントの獲得にとどまったが、ランキング上昇以上にエジプトサッカー界にとって大きな前進を意味する大会となった。

