【写真:Getty Images】
【浦和レッズ 2-1 鹿島アントラーズ J1第7節】
明治安田生命J1リーグ第7節、浦和レッズ対鹿島アントラーズが3日に行われ、2-1で浦和が勝利を収めた。ルヴァンカップを含め公式戦4試合連続で無得点だった浦和は、最後に得点を奪った横浜FC戦以来の勝利を手にしている。
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浦和は鹿島を相手に試合の主導権を握った。最終ラインからボールを積極的に動かし、ボールを奪われても素早いプレスで奪回した。敵将のザーゴ監督が「こんな悪い試合は初めて」と語る一方で、リカルド・ロドリゲス監督は「コンプリート(完璧)な試合ができた」と内容に満足していた。
1トップで起用された武藤雄樹は頻繁にライン間に降りてボールを引き出し、2列目の選手は積極的にDFラインの背後を狙った。37分の先制点と63分の決勝点は、いずれも武藤の降りる動きと、左サイドの明本考浩の追い越す動きから生まれている。
これまではダブルボランチで臨む試合が多かった浦和だが、この試合では柴戸海をアンカーに配置。小泉佳穂と武田英寿がインサイドハーフに並ぶような形を採った。
指揮官は[4-2-3-1]から[4-1-4-1]への布陣の変更について、「こういった形は以前から考えていたことではあります」と明かしている。昨季まで指揮を執った徳島ヴォルティスでは3バックと4バックを巧みに使い分けて昇格へと導いたが、その手腕は浦和でも発揮された。
布陣変更が奏功したが、「本当に重要なことはシステムじゃない」と振り返る。「選手それぞれの特徴であったりとか、組合せであったり、(それらが)うまくかみ合ってすごく良かった」と、1トップで起用された武藤をはじめとする選手たちのプレーを称賛している。
公式戦で5試合ぶりの勝利を収めた浦和は上昇気流に乗ることができるか。次戦は中3日、清水エスパルスとのアウェイゲームに臨む。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督とのスペイン人監督対決は、面白いゲームになりそうだ。
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