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【写真：©KAWASAKI FRONTALE】

AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）準決勝へ臨む川崎フロンターレ

　現地時間4月30日、キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで行われるAFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）準決勝、川崎フロンターレ対アル・ナスル（サウジアラビア）に向けた前日会見が29日に行われた。川崎からは長谷部茂利監督と橘田健人が出席し、決勝進出をかけた一戦への意気込みを語った。

「中2日でコンディション的にも難しい試合にはなると思いますけど、自分たちの持っている力を全部出し切って強気で戦えるように、いい準備をしたいと思います」

　川崎は2023シーズンの天皇杯を制して2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート出場権を掴んだ。23シーズンにキャプテンを務めていた橘田は明日の大一番に向けて「明日の試合で一番大事なのは自分たちが恐れず戦うことだと思います。世界的に有名な選手がいますけど、勝てない相手ではない。それがサッカーの面白いところでもあります」と語る。

　「まずは自分たちが強気で戦わないといけないと思っています。2023年の天皇杯がここにつながっていますし、これまで多くの選手だったり、スタッフだったり、多くの人の力があってここまで来れているので、その方たちのぶんまで戦わないといけないです。何がなんでも次の試合に勝ちたいと思っています」

　相手のアル・ナスルにはクリスティアーノ・ロナウドやマルセロ・ブロゾヴィッチなど、国際的なスター選手が揃うが、臆することはない。「相手チームは多くの素晴らしい選手がいると思いますが、明日の試合に勝てると思っています」と語った。

　また、東アジア勢で唯一準決勝に進出している状況についても、「東アジアでは1チームしか残ってないですけど、最後に残るのも1チームです。自分たちがそこに立てるように、目の前の試合をしっかり戦っていきたいと思います」と強い責任感をにじませた。

「この間の試合で120分戦った選手もいますし120分に近い時間を出た選手も多いなかで、自分はそれほど長い時間出ていません。次の試合に出たらそういった選手の助けになるようなプレーをしたいですし、チーム全体を引っ張っていけるようなプレーをしていきたいと思っています」

　橘田は4月6日の試合で右足関節を捻挫し、準々決勝が復帰戦となった。準々決勝では延長戦を戦い抜いた選手も多く、総力戦という意味でも橘田の存在は大きい。
　
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