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「相手をかわすところまでは覚えてて」舩橋佑のゴールが鹿島アントラーズ反撃ののろし。「ずっと練習してたので」

text by 編集部 photo by 松岡健三郎

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鹿島アントラーズ 舩橋佑

【写真:松岡健三郎】

鹿島アントラーズ舩橋佑が勝利呼び込む同点ゴール

 鹿島アントラーズは11日、明治安田J1リーグ第16節で川崎フロンターレと国立競技場で対戦し、2-1の逆転勝利をおさめた。反撃ののろしをあげたのが下部組織出身の5年目、舩橋佑。今季は激しいボランチ争いの中、出場機会を増やしてきた22歳にとって、流れを変える同点ゴールは格別なものだった。

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「あんまり覚えてないんですけど、相手かわすところまで覚えてて。あとはもう本当に枠に飛んでくれと思って蹴ったらうまく飛んでくれた。本当にそこら辺はずっと練習してたので、それが結果になってよかった」

 舩橋は前半終了間際で追いついた同点ゴールを振り返った。現在、首位を走る鹿島の6連勝に大きく貢献した。
 
 だが、2年前の国立開催ではベンチ外だった。今季は先発6試合ながらも12試合に出場し、すでにキャリアハイの出場時間をマーク。鬼木達新体制のもとで着実に飛躍を遂げている。

「2年前は上に応援しに来てた自分がここのピッチに立って、得点を決めてたっていうのは本当にすごい感慨深いですし、それがアントラーズの勝利に繋がったことが一番嬉しいと思います」と喜びもひとしおだ。

 それでも、舩橋の視界はすでに次の試合を捉えている。きょうの試合で出た反省点を生かして、よりうまくプレーするために、鹿島の勝利に貢献するためだ。

「前半のところで自分も含めて攻撃も守備もうまくできなくて、あのゴールで少し流れ変えたのかなと思います。でも前半のところ、もっとよりうまく修正していかないといけないと思うんで、そこをしっかり修正して、次の試合に臨みたい」と17日に行われる清水エスパル戦へ向け、気持ちを切り替えていた。

(取材・文:編集部) 

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