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100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、市場価値の高い選手は誰なのか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出した、10代日本人選手の最新市場価値ランキングを紹介する。※成績・情報は1日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
4位:髙橋仁胡(たかはし・にこ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2005年8月17日(19歳)
市場価値:35万ユーロ(約5600万円)
所属クラブ:セレッソ大阪
今季リーグ成績:14試合1得点0アシスト
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バルセロナの下部組織で成長したDFが、10代の日本人選手の市場価値ランキング4位にランクインした。
アルゼンチン人の父と日本人の母の間に生まれた髙橋仁胡は、スペインのバルセロナで育った。当初はフットサルをやっていたが、10歳からサッカーを始め、その後ペーニャ、サン・クガ、コルネジャのユースチームでスキルを磨いていった。
地元の強豪FCバルセロナから声がかかったのは、2019年、当時13歳の時。エスパニョールやジローナからも誘いがあったようだが、髙橋本人は「迷わずバルサを選んだ」と話す(セレッソ大阪公式サイトより)。その後、順調にカテゴリーを上げていき、最終的にU-19まで所属した。
怪我の影響もあり、安定した出場機会をつかめず、バルセロナBへの昇格を逃す格好にはなったが、同クラブ退団後すぐに、セレッソ大阪への加入が決定。1年目は、後半戦からの合流ということもあってリーグ戦での出番はなかったが、「日本で学びたいという強い気持ちがあった」という髙橋にとっては、試合に出られない日々も意味のあるものだった。
そして、セレッソ2年目の今季は、序盤は途中からの出場が多かったが、J1リーグ第14節の京都サンガF.C.戦で初のフル出場。その試合以降、出場時間を大幅に伸ばしている。そして、先月行われたJ1リーグ第19節の清水エスパルス戦でJ1初得点を決め、逆転勝利の立役者となった。
そんなバルセロナ仕込みの左サイドバックの市場価値は、昨季終了時点で10万ユーロ(約1600万円)だったが、今季リーグ前半戦の活躍が響き、今年5月の更新で35万ユーロ(約5600万円)となった。
左SBの層が厚いとは言えない日本代表にとっても、この男の成長は不可欠だろう。
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